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ガーシーへの選挙妨害、選挙ポスターが貼られていない理由、参院選に賛否両論

2022年夏の参議院選挙、6月22日に公示、23日から期日前投票もスタートし、投票日は7月10日となっています。

そこで話題になっているのは立花孝志氏率いるNHK党のガーシー立候補の話題。

この記事ではガーシーへの選挙妨害、選挙ポスターが掲示板に貼られていない理由、このNHK党の戦略に対する賛否両論などをまとめています。

ガーシーが出馬するにいたった経緯

そもそもガーシーって誰?という人に簡単に説明すると、ガーシーとは東谷義和さんのことを指します。

参院選に登録している名前もガーシーになっています(投票用紙にはガーシーと記入することになっている)。

このガーシーさんはもともと日本で芸能界の裏側でアテンド(タレントさんに女性、男性を紹介することなど)することでその人脈を広げ、自身でバーの経営やアパレルブランドの経営などをしていました。

ところが自身のギャンブル癖もあり多額の借金を抱えていた時期に、韓国の有名アイドルBTSに会わせてあげると知り合いの女性などに持ち掛けお金をだましとったとして、ユーチューバーのヒカルさんなどから告発されていました。

そこでガーシーさんへの信頼が失われ、今まで仲良くしていた大物芸能人などもこぞって彼から離れてしまうという結果に。

そこでガーシーさんは突然ユーチューバー宣言し、これまで関わってきた芸能界の裏の顔などを暴露し始めいきなりトップユーチューバーに踊りでたという流れになっています。

現在月の売り上げは4500万円以上とも言われ、借金やだまし取っていたお金なども返済のめどがたっているとのこと。

そしてガーシーさんですが、日本にいては身の危険が生じるということで現在ドバイ在住です。

この突然のアンチヒーロー的な存在として盛り上がっているところに目をつけたのがNHK党の立花孝志氏。

ガーシーさんが告発している綾野剛さんの未成年者との淫行疑惑などを政権放送などでも使えると直接ドバイに飛んでガーシーさんに出馬を要請。

ガーシーさんの喋りが立つところにほれ込んだのか二回もドバイに行って口説き落としています。

日本に帰るとと逮捕される危険性も感じているガーシーさんは帰国せずに立候補、選挙期間中も日本には帰ってこないそうです。

もし選挙に通ったら、国会議員の不逮捕特権があるので大丈夫ということで、当選結果を待つまでは今まで通りドバイでユーチューブなどを通して活動していくようです。

ガーシーの選挙ポスターが掲示板に貼られていない理由

いざ6月23日から選挙が始まったわけですが、地元の選挙ポスターの掲示板を見てもガーシーのポスターが貼ってないという声が多く聞こえているようです。

これはどういうことか?

NHK党首の立花孝志氏本人も説明していますが、ガーシーは比例区の方で立候補してるので掲示板のポスターは貼れないということになっています。

参議院選挙は二枚の紙を渡され投票します。

一枚目は住んでいる地域の立候補者の中から選ぶ(個人名を書く)、そして二枚目は支持する党名、もしくは全国区の比例代表として立候補している人の中から選んで書くという二パターンになります。

ただ家の前とか、お店の前などに貼ることはOKのようで、そのポスターの準備は進めていて、国から定められたシールを貼って、全国にいるNHK党の支部に送られていくようです。

ガーシーへの選挙妨害が発生?

そしてガーシーの選挙運動の一環として、期日前投票でガーシーに投票し、その写真をツイッターなどにあげるというものがあります。

#ガーシーに1票  #ガーシーに一票などで写真を投稿する人が後を絶ちません。

ウケを狙ってマーシーやガーツーなどと書いている人もいるようです。

この選挙の投票時に用紙を撮影することは東京都の選挙委員会も認めているようです。

ところがある広島の有権者が撮影をしようと尋ねたところ、ダメと言われたということで立花孝志さんが怒りました。

広島の投票所の職員に凸電話で抗議、広島市を被告として訴えるという騒ぎにまで発展しています。

職員側の言い分としては、投票所内での撮影で他の人が誰に投票しているかなども撮影できてしまう可能性であったり、秩序の保持ということで遠慮していただくことをお願いしているとのこと。

お役所的な対応としてはわからなくもないのですが、東京都の選挙管理委員会はすでにOKと認めていること、ガーシー本人が日本にいない中で闘う選挙としてはこのツイッターでの選挙活動(これも認められている行為だそうです)も重要で、この広島市の対応は選挙妨害にあたるとの立花孝志さんの主張です。

この職員の方も気の毒というか普通に良かれと思って、NOと言ったことがここまで大きくなってしまうとは考えなかったのかと思います。

また全国の選挙管理委員会で指導が徹底されていないということも言えると思います。

スマホがこれだけ普及し、ツイッターにあげることが意味をなす時代に変わってきているので、しっかりとした意思疎通がこれからは必要になってくるのかと思います。

ガーシーの選挙に対して賛否両論?

ガーシー自体が芸能界に投げかけた問題定義、芸能界の闇を正すという意味ではスジが通っていると思いますが、彼の行動を快く思っていない人がいるのも事実。

始まりは自分のギャンブル依存症が発端で、周りの人が距離を置いたのは自然な流れでは?という声も多く耳にします。

また彼に暴露されると大きなお金が動いているビジネスが一気に潰されてしまう可能性があるので、大人の事情を優先し彼を非難する人もいるかと思います。

TBSのドラマ「オールドルーキー」も、実際子の話が決まった時点では綾野剛さんのスキャンダル、ガーシーの存在も世に出ていませんでした。

スポンサーからすれば寝耳に水ですが、問題が発覚しても地上波はスルー、ドラマも予定通り放映されるようです。

この世の中がスルーしたこともガーシーさんに火をつけたのではないでしょうか。

このドラマの主題歌を歌うKing Gnuにまで暴露の被弾があるのではとKing Gnuファンも怯えているようです。

未成年者にお酒を飲ませた綾野剛さんのドラマのスポンサーがサントリーというのもあまり笑えない状況かと思います。

ガーシー本人も参議院選挙の仕組みから解説し、二枚目の投票用紙に「ガーシー」と書いてと呼びかけています。

今まで選挙に行かなかった人を選挙に向かわせる一大ムーブメントになっている感じがします。

比例で百万票集めれば当選できる見込みのようですが、前回立花孝志さんが当選した時よりも知名度や勢いは増している気がするので、本当に国会議員ガーシーが誕生するのではと期待している人も多いのではないでしょうか。

とにかくガーシーさん、弁が立ちます。

政治には素人かもしれませんが、当選すればあっという間にいろいろと吸収して、台風の目になるのではないでしょうか。

参政党など新しい風が吹き始めている政治の世界、既存の政党にもういい加減にしろよという人には期待のもてる2022年参議院選挙なのかと思います。

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