投資としてのせどり~おもちゃ編~副業の王道
副業として何をするか考えた時、せどりという言葉に初めて遭遇する人も多いと思います。
最近ではマスクやプレステなどの転売ヤーなる言葉関連で知った人もいるかもしれません。
転売はそもそも悪なのか?
これにはいろんな意見があると思いますが、買値よりも高く売るというのが商売の基本で需要があれば売れるし需要がなければ売れないというとてもシンプルな経済の原則に基づくものだと思います。
コンサートのチケットなども転売が出ると悪のような報道がありますが、人気のあるアーティストのチケットを安く定価で売ってしまっているマネージメント側の姿勢には一切の指摘がないのはおかしいこと。
海外などでは基本オークション方式を導入していて、人気のある人は自然に値段が上がってくる、この方式で売っていると自然と転売ヤーの出る幕がなくなるというシステムを導入しているようです。
「本当に必要としている人」この定義が難しいと思います。
マスクの時には医療関係者優先にすべきところが転売ヤーに渡ってしまった。
この場合、卸やメーカー側にも対応の余地はあったと思いますが、転売が全て悪と決めつけるのは乱暴な意見のような気もします。
おもちゃは資産
話をせどりに戻しますが、せどりで儲けやすいジャンルがおもちゃになります。
この記事ではプレステなどの人気が一時的に集中するものはなしで考えます。
せどりにもトレンドがあって、その時その時で品薄の商品を狙っていくというやり方もあるのですが、これはフットワークの軽さや専業でやっていないと厳しいものがあるので除外します。
私がおすすめするのは単純に生産終了になっていく商品を狙って買い、半年から一年後に売っていくというやり方です。
ある程度の目利きというか、経験が必要にはなってきますが、簡単なところではレゴがあげられます。
レゴ投資とも言われるぐらい、レゴは安定して稼げる商品です。
レゴの場合、二、三年で商品が入れ替わる傾向がある(早いものは一年)ので、買って寝かせておけば一個につき1000円から2000円、高いものは5000円から10000円の利益を得られるものもざらです。
ただし他にライバルがいないとしても、法外なプレミア価格をつけては売れませんのである程度の適正価格には落ち着いてきます。
レゴで鉄板な商品はディズニー系の商品、ラプンツェルやアナ雪などは似たような商品なんですが確実に入れ替わっていく商品なので時間を寝かせれば利益は出ます。
レゴの注意点としてはパッケージが紙なので湿気などで劣化していかないように気をつけたいのと、大きい商品が多いので場所をとるという短所があります。
ここがクリアできるようであれば一番おすすめした商品、それがレゴです。
プラレールやリカちゃんなどでも利益が
プラレールやリカちゃんなどでも商品の入れ替えがある時、または限定商品に狙いを定めていくというのがあります。
ただ限定といってもかなりたっぷり作っている場合が多く、なかなかいつ終わるのかのタイミングが見極めにくいという点がちょっと難しいかもしれません。
限定と言えるわかりませんが、プラレール 新幹線変形ロボ シンカリオン 500 TYPE EVA、これは2年ぐらい前まで7千円前後で売られいた商品で普通に店頭で売られていたものです。
爆発的に売れたというわけでもなく、自然に店頭在庫がなくなっていく形ではけていったものです。
それが今はアマゾンで23800円、波形を見てもちゃんと今でもこの値段で売れているのがわかります。
なにか別のキャラとのコラボ企画の商品は再販がされにくいので寝かせておくと値段が高くなる傾向があります。
リカちゃんでも例えば初音ミクリカちゃん、これは7年前に発売の商品、いつまで店頭にあったかはわからないのですが、今でもアマゾンでは1万円以上で売れています。(発売時は3千円前後)
リカちゃんのビジューシリーズなども限定ですが、最近は値段が上がっていくまでに結構時間がかかるものが多いです。
ただレゴに比べると場所をとらないのでそういう意味ではいいかもしれない商品の一つです。
買ってはいけないタイプのおもちゃ
おもちゃで絶版になったからといって全てが値上がりするわけではありません。
10年後、20年後にもしかするとすごいマニアがいてそれ買いますという人が出てくる可能性はありますが、例えば戦隊もののおもちゃなどは過剰にメーカー側が作っていて、プラス放送が終わると人気が一気になくなるわかりやすい商品なので手を出さない方が無難です。
ドンキで山積みになっている商品をみればなんとなくこの辺はヤバいのかなあと経験を積んでいけばわかると思います。
株だって安く買って高く売るが基本
おもちゃだからといってバカにできないのが数個の例でもわかると思います。
同じ種類を何個も買って寝かすだけでものスゴイ利益なるわけです。
株でもなんでも投資というのは理屈は非常に簡単だと思います。
車だってちょっと前まで20万ぐらいが相場だった車種がアメリカの25年ルールでの輸出増、ユーチューブなどでの認知度アップで数百万に化けるものもあります。
アートでもこの若手は伸びると踏んで学生のうちからその人の作品を買う人だっています。
おもちゃの博物館の北原照久さんだって昔は、日本全国デッドストックで倉庫に眠っている昔のおもちゃを安い値段で買いあさって一財産築いた方です。
資金的な余裕が必要ではありますが、株などの値上がり率を考えるとせどりほど高い利益を生み出してくれるものはないのではないでしょうか。
転売を悪のように叩く人がいますが、多くの商売の基本は転売ではないかと思います。
メーカーや製造者が直に売る以外は基本転売になると思います。
卸だってブックオフだってスーパーだってほとんどが転売です。
転売が成立しなければ資本主義自体回っていかないのではないでしょうか。
チケットなど一部違法になる転売はありますが、その他に関しては堂々と胸を張って行ってよい商売です。
ただ継続してビジネスとしてやる場合は古物商の許可だけはとっておきましょうね。